遺伝的アルゴリズムを用いたマイクロ波・ミリ波素子の最適化設計

出口 博之  東 大智  辻 幹男  

誌名
電子情報通信学会論文誌 C   Vol.J104-C   No.5   pp.157-165
公開日: 2021/01/29
早期公開日: 2021/01/29
Online ISSN: 1881-0217
DOI: 10.14923/transelej.2020JCI0017
論文種別: 招待論文
専門分野: 電磁界理論
キーワード: 
遺伝的アルゴリズム,  モーメント法,  平面回路フィルタ,  右手/左手系複合伝送線路,  リフレクトアレー,  

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あらまし: 
本論文は,遺伝的アルゴリズム(GA: Genetic Algorithm)を用いた任意形状素子の最適化に関する研究成果について述べたものである.初めに,GAによる最適化手法及び任意形状素子の特性解析を行うためのスペクトル領域モーメント法の概要について述べる.次に,マイクロ波回路フィルタを構成するための共振器として,GAを用いて最適化設計された任意形状パッチ/スロットで構成される平面回路UWBフィルタの設計例を示す.また,GAをメタマテリアル線路素子の設計に応用し,右手/左手系複合伝送線路を構成する任意形状素子の最適化例について述べる.更に,リフレクトアレーアンテナの高性能・多機能化を実現するため,二つの直交偏波間で任意の反射位相差を制御可能な任意形状素子群の最適化例について述べ,任意の反射位相差を有するアレー素子を用いて,偏波ごとに異なる焦点をもつ新たな形式の直交偏波共用リフレクトアレーの設計例についても紹介する.