仮想全二重におけるアウテージ確率の理論解析

冨田 北斗
宮路 祐一
上原 秀幸

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J104-B    No.3    pp.210-221
発行日: 2021/03/01
早期公開日: 2020/12/02
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 10.14923/transcomj.2020GWP0016
論文種別: 特集論文 (通信の将来を切り拓く学生・若手論文特集)
専門分野: 基礎理論
キーワード: 
仮想全二重,  アウテージ確率,  マルコフ連鎖,  協調中継,  

本文: PDF(1.7MB)>>
論文を購入



あらまし: 
本論文では,仮想全二重通信のアウテージ確率を理論的に導出している.我々が導出した理論式は,Liらの式に対して,1)非対称な中継チャネル,2)送信元端末からあて先端末への直接リンク,3)逐次干渉除去時の残留干渉,の三つを考慮している.数値計算により,シミュレーション及びLiらの解析結果と比較,考察した.その結果,我々の理論式はLiらの式を内包し,かつ上記三つの要因を正しく反映していることを示した.更に,本論文の解析結果は,アウテージ確率を最小化するような中継器の最適な配置と送信電力があることを示唆している.