参加者全員の貢献を促す協調問題解決場面の構築―Uno Stackoの課題特性に注目して―

遠山 紗矢香  ファヤ ヴィオラ ノビタサリ  竹内 勇剛  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J103-D   No.3   pp.92-101
発行日: 2020/03/01
Online ISSN: 1881-0225
DOI: 10.14923/transinfj.2019HAP0015
論文種別: 特集論文 (ヒューマンコミュニケーション論文特集)
専門分野: ヒューマンコミュニケーション基礎
キーワード: 
協調問題解決,  貢献,  戦略,  発話分析,  Uno Stacko,  

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あらまし: 
本研究の目的は,各参加者が協調的問題解決過程へ貢献できるよう参加者間に知識差を設けることの有効性を検証することである.そのために本研究では,問題解決の進行に伴って難易度が高まっていく問題解決場面を対象とした.問題として,知的な戦略と物理的な戦略の両面から貢献できるボードゲーム「Uno Stacko」を2人で協力しながら戦う場面を設定した.Uno Stackoの戦略的知識をもつ者とそうでない者を組み合わせて参加者の知識に差があるペアを9組,参加者の知識に差がないペアを9組編成し,話し合いながらUno Stackoに取り組ませた.発話分析によって協調問題解決場面を分析した結果,知識に差のあるペアでは2名が互いの戦略に反対意見を述べあうことでそれぞれが問題解決に貢献する様子が観察されやすいことが示された.