系統的文献レビューを用いたファンクションポイント研究の調査

山田 涼太  楠本 真二  肥後 芳樹  柗本 真佑  倉重 誠  
(システム開発論文)

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J103-D   No.3   pp.144-158
発行日: 2020/03/01
Online ISSN: 1881-0225
DOI: 10.14923/transinfj.2019JDR0001
論文種別: サーベイ論文
専門分野: ソフトウェア工学
キーワード: 
ファンクションポイント,  系統的文献レビュー,  ソフトウェア工学,  見積り,  IFPUG法,  

本文: FreePDF(953.2KB)


あらまし: 
近年,ソフトウェアの規模を評価する尺度としてファンクションポイント(FP)の重要性が高まってきている.FPに関連してどのような研究がこれまでにされているかを明らかにするため,本論文では系統的文献レビュー(Systematic Literature Review)を実施した.ソフトウェア工学分野における主要な論文誌や国際会議において,1979年から2018年までに発表された文献のうち95本を調査した.まず,FPに関連したテーマを6種類に分類し,それぞれのテーマについて研究動向をまとめた.その結果,初期の20年では,他の開発規模尺度との比較や工数見積り等への活用,直近20年ではFP自動計測のテーマが主流であることがわかった.次に,FPは開発現場での実用性が重視されることから,研究成果の開発現場での適用可能性や開発現場のニーズと研究とのギャップについて調査し,今後の課題についてまとめた.