分散アプリケーションのためのハイブリッドP2P型分散チェックポイント・ロールバックアルゴリズムとその評価

東 瞭斗  守屋 宣  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J103-D   No.1   pp.1-12
発行日: 2020/01/01
Online ISSN: 1881-0225
DOI: 10.14923/transinfj.2019JDP7028
論文種別: 論文
専門分野: 情報・システム基礎
キーワード: 
分散アプリケーション,  チェックポイント,  ロールバック,  論理時計,  ハイブリッドP2P,  

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あらまし: 
本論文では,複数のプロセスが相互に通信を行うシステムにおいて,あるプロセスが故障をおこしたときにロールバックするためのチェックポイントを取得する手法について考察する.複数プロセスが相互に通信を行うシステムにおいて故障時のロールバックに利用するためのチェックポイントを取得するには,無矛盾な状況を構成できるように各プロセスがチェックポイントを取得する必要がある.チェックポイント取得のアプローチにはさまざまなものがある.本論文では特に,近年の大規模システムでも対応できるよう,プロセス間で交換するアプリケーションメッセージ以外の追加メッセージ数がプロセス数に依存せず,またアプリケーションメッセージに付加する情報量が定数になる手法について考察する.本論文では,簡単な処理のみをするサーバをもつハイブリッドP2Pのようなシステムを利用し,特に短時間でロールバックに利用できるチェックポイントを取得できる手法を示す.また,シミュレーション実験により,手法の性能評価を行う.