ダイヤモンドナノ粒子薄膜を用いた電子注入層

後藤 洋介  杉本 有莉子  大石 不二夫  臼井 博明  

誌名
電子情報通信学会論文誌 C   Vol.J103-C   No.6   pp.313-320
公開日: 2020/05/20
Online ISSN: 1881-0217
DOI: 
論文種別: 招待論文
専門分野: 電子材料
キーワード: 
ダイヤモンドナノ粒子,  電子注入,  電気泳動,  自己組織化膜,  吸着膜,  

本文: FreePDF(6.9MB)


あらまし: 
電気泳動法(EPD)及び自己組織化膜(SAM)を介した吸着法の二つの手法を用い,ダイヤモンドナノ粒子(DNP)薄膜を形成した.EPDでは陰極表面にDNPが堆積し,DNP表面の官能基が反応することで安定な膜が形成された.一方,カルボキシ末端をもつSAMを電極表面に形成してDNP分散液に浸漬すると,自己制限的に極薄膜が吸着した.これらの方法でアルミニウム電極表面にDNP極薄膜を形成し,電子輸送性有機材料と銀電極を蒸着して電子オンリー素子を作製した結果,電極表面にDNP膜を形成することにより有機層への電子注入が顕著に促進されることが見いだされた.