地下電磁計測による社会貢献

佐藤 源之  

誌名
電子情報通信学会論文誌 C   Vol.J103-C   No.3   pp.186-193
公開日: 2020/02/17
Online ISSN: 1881-0217
DOI: 
論文種別: 招待論文
専門分野: 電磁界理論
キーワード: 
地下計測,  地中レーダ,  GPR,  電磁誘導法,  自然災害,  人道的地雷除去,  

本文: FreePDF(1.3MB)


あらまし: 
電磁界を利用した地下計測手法として,電磁誘導センサや地中レーダが知られている.こうしたセンシングは地下埋設物検知のような工学的応用がよく知られているが,自然災害の被災者捜索,地雷・不発弾検知などの人道的な分野での応用は世界的に広がっている.我々は東日本大震災における津波被災者捜索,また御嶽山噴火被災者捜索,岩手・宮城内陸地震,熊本地震では地滑り被災者捜索などで電磁界計測を利用した活動を行った.また従来の金属探知機に地中レーダを複合したセンサは地雷検知作業の効率を向上させることが期待されている.東北大学が開発したALISはカンボジアでの地雷除去活動での利用が開始された.こうしたセンサは位置計測技術と相まって,高度な画像化機能を付加することで実用性が格段に向上する.