結合導体に突起部を備えた低結合偏差ループ方向性結合器

石橋 秀則  栗原 学  田原 志浩  湯川 秀憲  高橋 徹  米田 尚史  宮崎 守泰  

誌名
電子情報通信学会論文誌 C   Vol.J103-C   No.11   pp.465-472
公開日: 2020/10/15
Online ISSN: 1881-0217
DOI: 
論文種別: 論文
専門分野: マイクロ波,ミリ波
キーワード: 
方向性結合器,  導波管,  同軸線路,  結合特性,  

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あらまし: 
ループ方向性結合器は,主に導波管回路の電力モニタとして使用される.提案する方向性結合器は,一般に,主線路である導波管と,副線路である結合導体とを,結合孔を介して結合させる構造である.結合孔の直径は小さいことが多く,結合導体の,方向性結合器に寄与する部分の長さは,1/4波長よりも短くなる.このため,周波数が高くなるに従い結合度が高くなり,周波数帯域内での結合偏差が大きくなる課題があった.そこで筆者らは,結合導体に突起部を備えることにより,結合度の周波数変化を緩和し,結合偏差を低減する構造を提案する.本構造にてKu帯のループ方向性結合器を試作評価したところ,比帯域幅10%での結合偏差が2.1dBp-pから1.3dBp-pに改善される結果が得られ,提案した構造が有用であることを確認した.