多重仮説を用いた超分解能測角による密集目標追尾

中村 将成  山田 哲太郎  小幡 康  亀田 洋志  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J103-B   No.5   pp.198-205
発行日: 2020/05/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 10.14923/transcomj.2019JBP3026
論文種別: 論文
専門分野: 航行・誘導・制御方式
キーワード: 
レーダ,  多目標追尾,  超分解能測角,  縮退,  EMアルゴリズム,  

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あらまし: 
本論文では,レーダに向かって並進する密集目標に対する多目標追尾方式について述べる.密集目標をMUSIC法で測角する場合,反射波間の相関により観測値が縮退する場合があり,縮退した観測値を用いて航跡を更新すると航跡の入れ替わりが生じて追尾性能が低下するという問題がある.本論文では,観測値の縮退を想定した多目標追尾方式であるGLMB-MRにて観測値が縮退したとみなした仮説において,航跡の予測位置を初期値とする最ゆう法により縮退のない観測値を生成することで航跡の入れ替わりを抑圧する方式を提案する.近接2目標がレーダに向かって並進する場合を模擬したシミュレーション評価により,提案方式による追尾性能の改善が可能であることを示す.