周波数領域モデルとLevenberg-Marquardt法を用いた弾性表面波の推定

泉田 健吾  陶 良  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J103-A   No.10   pp.222-228
発行日: 2020/10/01
Online ISSN: 1881-0195
DOI: 
論文種別: 論文
専門分野: 超音波
キーワード: 
弾性波,  表面波推定,  Levenberg-Marquardt法,  周波数領域モデル,  

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あらまし: 
弾性波探査は幅広い分野で使われており,その一例として我々は弾性波を用いた地中埋設物探査を研究してきた.しかし埋設物からの反射波とともに表面波成分が強く受信されているため,表面波成分を推定することによって探査精度の向上が期待できる.本論文では,弾性波の発生と伝播の物理特性を考慮した周波数領域の複素数値モデルスペクトルを考案し,実測信号のスペクトルを目標関数として,Levenberg-Marquardt法を用いてモデルスペクトルの各変数を推定する方法を提案し,その有効性について,実験的に検討した.結果,周波数領域モデルスペクトルを用いると,時間領域モデル波形より推定精度が向上できること,実測信号の帯域に応じてモデルスペクトルのデータ数を大幅に削減できることを,それぞれ見出した.