超解像機能搭載リアルタイムハイビジョン・8K変換装置の開発

合志 清一  
(システム開発論文)

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J102-D   No.12   pp.834-842
発行日: 2019/12/01
Online ISSN: 1881-0225
DOI: 10.14923/transinfj.2019JDP7049
論文種別: 論文
専門分野: 画像・映像処理
キーワード: 
ハイビジョン,  8K,  映像のリアルタイム処理,  ナイキスト周波数,  超解像,  

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あらまし: 
8Kは究極の映像として2018年12月から放送が開始された.2020年に開催される東京オリンピックでは日本の技術を世界に発信する目玉の一つとして期待されている.しかし,8Kは機材の価格・操作性によるコンテンツ不足や機材の重量を原因とする報道番組における機動性の問題が指摘されている.この状況は1990年代後半のハイビジョンが置かれた状態に酷似している.ハイビジョン放送開始時点はNTSC・ハイビジョン変換映像がこの解決策であった.NTSC・ハイビジョン変換は約5倍の拡大であり,変換映像にボケが発生するがハイビジョンコンテンツとして使用された.しかし,ハイビジョン・8K変換はインタレースを考慮すると32倍の変換であり,8Kに変換された映像は非常にぼけている.本論文では,この変換された8K映像のボケを解決する手法を提案し,ハイビジョン・8K変換をリアルタイムで処理可能なハードウェアについて述べる.