地理的アテンションダイナミックスにおける影響構造の抽出

樋口 稔  松谷 貫司  熊野 雅仁  木村 昌弘  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J102-D   No.10   pp.685-697
発行日: 2019/10/01
Online ISSN: 1881-0225
DOI: 10.14923/transinfj.2018JDP7067
論文種別: 論文
専門分野: 人工知能,データマイニング
キーワード: 
地理的アテンションダイナミックス,  点過程モデル,  時空間影響構造,  

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あらまし: 
連続時間軸と連続空間領域という設定で,人々が観光都市において魅力的な場所(POI)を訪れるイベントの発生過程をモデル化する,地理的アテンションダイナミックスのモデル化の問題を論じる.Hawkes過程に時間的に変化するGauss混合モデルを新たな方法で融合するとともに,時間帯に依存する影響構造を組み込むことにより,地理的アテンションダイナミックスの観点から主要観光エリア群の時空間的な影響構造を抽出する確率モデルを提案し,近い将来のPOI訪問イベントを精度良く予測することを目指す.POI訪問イベントの観測系列データに対して,提案モデルのパラメータを推定する手法を開発し,地理的アテンションダイナミックスの分析法を与える.京都でのPOI訪問の実データを用いた実験において,提案モデルは予測性能に関して従来モデルを上回ることを実証するとともに,地理的アテンションダイナミックスの観点から京都の主要観光エリア群の間の時空間的な影響構造を見つける.