LTEシステムにおけるDPS-CoMPを利用したSPF-DPSスケジューリング

小竹 啓輝  服部 武  小川 将克  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J102-B   No.8   pp.647-658
発行日: 2019/08/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 10.14923/transcomj.2018JBP3049
論文種別: 論文
専門分野: 無線通信技術
キーワード: 
スケジューリング,  リソース割り当て,  CoMP,  DPS,  公平性,  

本文: PDF(2.2MB)>>
論文を購入




あらまし: 
移動通信環境におけるトラヒック量は年々増加しており,通信容量が逼迫することがあるため,UE(User Equipment)の位置によっては十分な通信容量を得ることができない.基地局からUEまでの距離によって,基地局からの受信SNR (Signal to Noise Ratio)がUEごとに異なる.そのため,LTE(Long Term Evolution)における無線リソースの割り当ての最小単位であるSB(Scheduling Block)あたりの通信容量がUE間で異なることになる.本論文ではDPS-CoMP(Dynamic Point Selection-Coordinated Multi-Point)送信システムを用いて,システム全体の通信容量を周波数利用効率の高い従来のスケジューリング方式であるPF-DPS(Proportional Fairness for DPS)を利用した場合と同程度に維持しつつ,各UEの単位時間あたりの通信容量を公平にするスケジューリング方式であるSPF-DPS(Stochastic Proportional Fairness for DPS)を提案する.コンピュータシミュレーションにより,システム全体の単位時間あたりの平均通信容量と各UEの単位時間あたりの平均通信容量の標準偏差の結果から提案方式の有効性を明らかにする.