CMOSイメージセンサを用いたOFDM高速可視光通信

嶋田 祥太  橋爪 宏達  杉本 雅則  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J102-B   No.8   pp.605-613
発行日: 2019/08/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 10.14923/transcomj.2018WFP0003
論文種別: 特集論文 (通信技術の更なる発展に向けた若手論文特集)
専門分野: 無線通信技術
キーワード: 
可視光通信,  イメージセンサ通信,  直交周波数分割多重方式,  直交振幅変調,  

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あらまし: 
本論文では,60fpsで動作するビデオカメラと,LED変調光を用いた高速可視光通信手法を提案する.提案手法の特徴は,変調方式の工夫により,伝送速度が従来手法のオンオフ変調よりも高速な点で,これは可視光通信に更に多くの応用をもたらす.提案手法では,送信機が直交振幅変調で情報を表現したサブキャリアを周波数領域で重ね合わせ,LEDの光の強さで信号を送信する.受信機は,カメラでこれを撮影し,得られた画像のフーリエ解析より復調する.カメラは,各ピクセルが1フレーム間で光の強さを積分した値を出力する特性がある.我々はこの特性が通信に及ぼす影響をモデル化し,新たな応用例を考察する.また,提案手法を計測実験で評価し,最大で9.6kbpsのエラーフリー伝送を確認した.通信距離の延伸と速度の更なる向上が今度の課題である.