5Gにおける高SHF帯・広帯域Massive MIMOシステムを用いた実験室環境16ストリーム空間多重伝送実験

酒井 学  中川 兼治  井浦 裕貴  岩山 直文  岡崎 彰浩  野中 信秀  須山 聡  増野 淳  岡村 敦  奥村 幸彦  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J102-B   No.8   pp.564-573
発行日: 2019/08/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 10.14923/transcomj.2018WFP0012
論文種別: 特集論文 (通信技術の更なる発展に向けた若手論文特集)
専門分野: アンテナ・伝搬
キーワード: 
5G,  massive MIMO,  ビームフォーミング,  電波暗室,  

本文: PDF(3.2MB)>>
論文を購入




あらまし: 
近年,高SHF帯における第5世代移動通信(5G)システムに関する研究が盛んに行われている.著者らはこれまでに,高SHF帯におけるActive Phased Array Antenna(APAA)を用いたアナログビームフォーミングと,Multiple-Input Multiple-Output(MIMO)ディジタルプリコーディング処理を組み合わせたハイブリッド・ビームフォーミングの検討を行い,高SHF帯における広帯域超多素子アンテナ技術(massive MIMO)として,28GHz帯APAA-MIMOシステムの研究開発を行ってきた.本論文では,実験室環境における28GHz帯500MHz帯域幅APAA-MIMOシステムを用いた16ストリーム空間多重伝送実験の結果を報告する.計算機シミュレーションと電波暗室における伝送実験を行い,空間多重伝送が困難である見通し環境においても,16ストリーム空間多重伝送が可能であり,計算機シミュレーションにて最大30Gbps,伝送実験にて最大25.5Gbpsの下りリンクスループットを達成できることを示す.また,シミュレーション結果と伝送実験結果を比較し,実験の妥当性を評価するとともに,結果の差分についての考察を行う.