パルスリンク法:PPLC-PV通信のためのパケット抽出アルゴリズム

幸田 大智  李 旻  落合 秀也  栗本 育三郎  江崎 浩  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J102-B   No.8   pp.555-563
発行日: 2019/08/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 10.14923/transcomj.2018WFP0006
論文種別: 特集論文 (通信技術の更なる発展に向けた若手論文特集)
専門分野: インターネット
キーワード: 
太陽光発電,  電力線通信,  PPLC-PV,  アルゴリズム,  

本文: PDF(1017.9KB)>>
論文を購入




あらまし: 
エネルギー持続可能な社会を実現する上で,太陽光発電は有望な技術であり,今後も導入が進むと考えられている.本研究では,その構成要素である太陽光パネルを運用管理上1枚1枚監視するための通信技術として,PPLC-PVに着目し,その通信の受信性能を向上させるパルスリンク法を提案する.太陽光発電システムでは,パワーコンディショナによって生成されるノイズが電力線上の通信を抑圧する現象が知られている.パルスリンク法は,本論文で述べる4段階の処理を行うことによって,そのような環境下においてもPPLC-PVで送信されたパケットを抽出することができる技術となっている.48枚の太陽光パネルで構成された実システムによる評価実験では,従来手法で70%台後半だった受信性能を,晴天の場合に97%,曇天の場合に95%に向上させることに成功した.