高速二眼カメラによる画素選択/最大比合成受信を適用した可視光通信性能の評価実験

木下 雅之  山里 敬也  岡田 啓  藤井 俊彰  荒井 伸太郎  圓道 知博  鎌倉 浩嗣  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J102-B   No.2   pp.90-97
発行日: 2019/02/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 10.14923/transcomj.2018GTP0003
論文種別: 特集論文 (新たな技術領域を開拓する学生論文特集)
専門分野: 無線通信技術
キーワード: 
可視光通信,  高度道路交通システム,  高速二眼カメラ,  画素選択受信,  最大比合成受信,  

本文: PDF(1.4MB)>>
論文を購入




あらまし: 
視界補助や物体検知といった用途で普及の進む車載イメージセンサはLEDと組み合わせることで可視光通信の受信機として併用することが可能である.イメージセンサを用いた可視光通信では,送信信号を画像処理によって空間的に分離し復調するため,太陽光や街灯などの雑音源が多数存在する屋外移動体環境,とりわけ高度道路交通システムへの応用が期待される.従来研究では,単眼高速度カメラを受信機に用いることが想定されてきたが,本論文では新たに高速度カメラを2台用いた高速二眼カメラを受信機に採用することを提案する.高速二眼カメラでは,距離情報の取得が可能となるだけでなく,ステレオ画像を有効活用することで可視光通信性能の向上が期待できる.本論文では,高速二眼カメラの受信手法として,画素選択受信及び最大比合成受信を提案し,可視光通信性能の向上を目指す.提案手法は静止環境及び走行環境における実験により,従来の単眼高速度カメラによる受信手法と通信性能の比較評価を行い,その有効性を示す.