メアンダループ状無給電素子を用いた偏波共用反射板付ダイポールアンテナの広帯域化

山口 葵  長 敬三  吉原 龍彦  井原 泰介  佐々木 隆吉  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J102-B   No.11   pp.791-803
発行日: 2019/11/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 10.14923/transcomj.2019APP0011
論文種別: 特集論文 (豊かな生活を支えるアンテナ・伝搬及び関連システムの論文特集)
専門分野: 
キーワード: 
反射板付ダイポールアンテナ,  セクタアンテナ,  偏波共用,  アレー構成,  メアンダループ状無給電素子,  広帯域化,  

本文: PDF(3.2MB)>>
論文を購入




あらまし: 
本論文では既存の800MHz帯で動作する基地局アンテナに加工を行い,700MHz帯でも動作可能な反射板付ダイポールアンテナの構成法を提案している.既に提案されているループ状無給電素子をダイポール素子に装荷する手法は,装荷前の動作帯域を低域及び高域側に遷移して広帯域化できるが,高域側の動作周波数帯が,無給電素子のループ長とダイポール素子と無給電素子の間に生じる結合容量に依存する.そのためダイポール素子との結合容量が小さくなる場合,高域側の動作周波数が高くなり,動作周波数を低減するためには無給電素子のループ長を長くする必要があり,無給電素子が大型化する.本論文では,従来のループ状無給電素子とほぼ同じ大きさで構成可能なメアンダループ状無給電素子を提案し,垂直偏波用アンテナが水平方向に2素子アレーで構成された800MHz帯偏波共用反射板付ダイポールアンテナに適用した結果について述べる.本構成により,垂直偏波・水平偏波の両アンテナとも700MHz帯へ広帯域化できることを示す.