RSSI差分情報の通知によるグループ秘密鍵共有における盗聴により漏洩する情報量の評価

黒柳 啓太  笹岡 秀一  岩井 誠人  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J102-B   No.11   pp.782-790
発行日: 2019/11/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 10.14923/transcomj.2019APP0016
論文種別: 特集論文 (豊かな生活を支えるアンテナ・伝搬及び関連システムの論文特集)
専門分野: 
キーワード: 
秘密鍵共有方式,  RSSI,  物理層セキュリティ,  秘密鍵容量,  

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あらまし: 
物理層セキュリティの一つとして電波伝搬特性に基づく秘密鍵共有方式が注目されている.その中で,中継局で測定したRSSI系列の差分情報の通知によるグループ秘密鍵共有方式が提案されている.この方式では盗聴局が差分情報を傍受することで鍵情報が漏洩する危険性があるが,十分に検討されていない.そこで,本論文では,従来方式に対する盗聴法を検討し,シミュレーションにより鍵情報の漏洩を定量的に評価する.また,鍵情報の漏洩の対策として,RSSI系列を多値量子化・2進符号化したRSSIビット系列のXOR情報の通知によるグループ秘密鍵共有の改良方式を提案する.シミュレーションの結果,改良方式では,鍵情報はほとんど漏洩しないことが確認できた.