移動通信のチャネルモデルの進化について―第1世代から第5世代のモデル―

北尾 光司郎  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J102-B   No.11   pp.731-740
発行日: 2019/11/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 10.14923/transcomj.2019API0001
論文種別: 招待論文 (豊かな生活を支えるアンテナ・伝搬及び関連システムの論文特集)
専門分野: 
キーワード: 
移動伝搬,  チャネルモデル,  MIMOチャネルモデル,  Geometry based Stochastic Channel Model,  

本文: FreePDF(1.9MB)


あらまし: 
移動通信システムの伝送特性は移動伝搬特性に大きく依存するために,移動伝搬の研究に多くの努力が注がれてきた.また,システム評価及び設計のために,移動伝搬特性をモデル化した“チャネルモデル”について検討されてきた.評価対象のシステムの進化に対応するために,チャネルモデルは進化を遂げてきた.一方で,チャネルモデルが複雑になり,内容の理解は容易ではなくなった.ただし,新たなモデルが開発される際には,従来のモデルに機能を追加する場合が多く,進化の過程を段階的に理解することにより,近年の複雑なモデルについても理解が容易になると考える.本論文では,第1世代から第5世代までのチャネルモデルの理解を深めるために,世代間の関係性に着目して,各モデルの概要を解説する.