Brick Partitioningと初期しきい値推定を用いたテンプレートマッチングの高速化

町井 孝充  外山 史  森 博志  東海林 健二  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J100-D   No.1   pp.93-103
発行日: 2017/01/01
早期公開日: 2016/10/03
Online ISSN: 1881-0225
DOI: 10.14923/transinfj.2016JDP7034
論文種別: 論文
専門分野: 画像認識,コンピュータビジョン
キーワード: 
テンプレートマッチング,  Winner Update Algorithm,  Multilevel-SEA,  Brick Partitioning,  初期しきい値推定,  

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あらまし: 
テンプレートマッチングは検索対象画像内の各位置に対して,テンプレート画像との類似性を評価し,最も類似する位置を検出する技術である.本論文では,最適な位置検出の保証を維持しつつ,処理の高速化を目的とした手法を提案する.既存手法であるWinner Update Algorithm (WUA)とMultilevel Successive Elimination Algorithm (MSEA)を組み合せて,各検索位置(ウィンドウ)での照合時における計算量を大幅に削減する.提案手法では,まず,WUAを用いて少量のウィンドウから小さな初期しきい値を高速に計算する.次に,得られた初期しきい値を適用し,MSEA探索を行うことで,非常に高速な網羅的探索を実現している.また,Brick Partitioningによりテンプレート及びウィンドウを領域分割することで,より少ない計算量で各ウィンドウの類似性を評価することが可能となる.実験では,提案手法が大幅に探索時間を削減し,非常に高速な手法として知られている適応的領域分割と初期しきい値推定を用いたMSEAよりも高速に探索できることが確認できた.