|
本文PDFファイルを閲覧するには,ログインする必要があります.
左メニューよりログインして下さい.
|
移動通信における干渉キャンセラの適用と発展
鈴木 博 府川 和彦 須山 聡
誌名
電子情報通信学会論文誌 B
Vol.J100-B
No.9
pp.673-692 発行日: 2017/09/01 早期公開日: 2017/06/07 Online ISSN: 1881-0209
DOI: 10.14923/transcomj.2016SHI0011 論文種別: 特集招待論文 (100周年記念招待論文特集) 専門分野: キーワード: 移動通信, 符号間干渉, 同一チャネル干渉, 等化器, 干渉キャンセラ, RLS-MLSE, 10 Gbps,
本文: FreePDF(1.9MB)
あらまし:
移動通信における干渉キャンセラ技術ついて,その動向を概説する.また,幾つかの基本的な構成法を理論的に導き,10 Gbpsフィールド伝送実験の結果,また将来への課題を示す.まず,符号間干渉と同一チャネル干渉(CCI)を高速フェージング環境において除去できる非線形干渉キャンセラとして,RLS-MLSE構成の干渉キャンセル等化器(ICE)を取りあげ,その特性について概説する.また,CCIキャンセラをMIMO-OFDMに適用した移動通信システムはユーザ数または伝送速度を大幅に増大できることを述べ,そのための高度な方法について簡単に述べる.次に,信号検出を統計的信号処理として体系化する観点から,最ゆう規範と最大事後確率規範を用いて幾つかの基本的な干渉キャンセラが導出できることを理論的に示す.最後にフィールド実験により10 Gbps以上のMIMO-OFDM伝送を用いた移動通信システムの実現可能性を示す.また,第5世代セルラーにおける研究課題について簡単に述べる.
|
|
|