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SDN/NFVソリューションの研究開発・実証・商用化と今後の展望
岩田 淳 下西 英之 小林 正好 (システム開発・ソフトウェア開発論文)
誌名
電子情報通信学会論文誌 B
Vol.J100-B
No.9
pp.626-637 発行日: 2017/09/01 早期公開日: 2017/06/07 Online ISSN: 1881-0209
DOI: 10.14923/transcomj.2016SHI0004 論文種別: 招待論文 (100周年記念招待論文特集) 専門分野: キーワード: OpenFlow, SDN, NFV, プログラマブル, 設計,
本文: FreePDF(863.8KB)
あらまし:
本論文では,ネットワーク業界に20年に1度と言われる革新をもたらしたSDN,NFVにおける研究開発・実証・商用化と本領域の将来の発展の方向性について述べる.現在のインターネットは自律分散制御方式を採用し,個々のネットワーク装置に機能が埋め込まれているため,機能追加・変更が困難な上,装置の機能肥大化を招いている.またデータセンタ等の仮想化が進む環境では,頻繁に生じるサーバやストレージの構成変更に迅速に追随するネットワーク構築・運用が求められるが,自律分散制御に起因する遅延や振る舞いの予測困難性により,迅速,確実なネットワーク変更ができないという課題がある.本課題に対し,筆者らは論理集中型のプログラマブルな制御方式によるネットワークの設計・構築・運用(SDN)と最小限の標準的枠組み(OpenFlow)とによる解決策を提唱し,更にネットワーク装置の仮想化(NFV)と組み合わせ,ネットワークサービスでの高機能化と柔軟性の実証・実用化に成功した.更に,IoTなど実世界のデータをセンシング・解析・最適化する際の広域分散データ解析プラットホームへの本技術の適用へ向け,将来を展望する.
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