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複数の浮流無線ノード協調による下水管内撮影データ回収手法の設計と実装
田中 悠大 武居 悠樹 石原 進 (システム開発・ソフトウェア開発論文)
誌名
電子情報通信学会論文誌 B
Vol.J100-B
No.12
pp.1004-1013 発行日: 2017/12/01 早期公開日: 2017/08/31 Online ISSN: 1881-0209
DOI: 10.14923/transcomj.2017ASP0007 論文種別: 特集論文 (知的環境とセンシングのシステムとソフトウェア論文特集) 専門分野: キーワード: センサネットワーク, 下水管検査, モバイルセンサ, 間欠的接続,
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あらまし:
下水管の老朽化が深刻化し,定期的な検査と整備が急務となっている.現在用いられている下水管検査手法には,検査範囲が限られる,作業の手間が多い,費用が高い等の問題がある.筆者らは,安全,低コストかつ短時間での下水管検査を実現するために,複数の無線通信可能な浮流カメラノードを用いた下水管内映像無線収集システムを提案している.本システムでは,浮流カメラノードが撮影した映像を,マンホール内のアクセスポイント(AP)に無線電波通信によって送信する.しかし,狭い下水管内では電波の見通し確保が難しく,映像のような大容量データの伝送が困難となる.そこで本研究では,浮流ノードがAPとの限られた通信機会を用いて映像データを確実に伝送可能とするために,複数ノード間の協調による映像伝送方式を設計した.小型Linuxマシンを用いて提案方式に基づくシステムを実装し,模擬下水管内での実験により,複数のノードが撮影した映像を分割して転送可能なことを確認した.
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