正則化を用いた音響CTによるデータセンタの空間温度分布測定

中村 雅之  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J100-A   No.2   pp.117-124
発行日: 2017/02/01
Online ISSN: 1881-0195
DOI: 
論文種別: 論文
専門分野: 超音波
キーワード: 
音響CT,  空間温度分布測定,  センサ配置,  正則化,  データセンタ,  

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あらまし: 
通信機械室の温度分布可視化や空調制御のため,音響CTによる3次元空間温度分布測定を検討している.音響CTにおいては音響センサをどのように配置するかが重要である.コストの観点からできるだけ少数のセンサを利用することが求められるが,音響センサは指向性を有し,より良い温度推定精度と空間分解能を得るために音波伝搬時間を最大限利用できるセンサ配置を考えなくてはならない.また,測定データから温度分布を推定する再構成法も重要である.本論文では,直方体空間となる通信機械室のサーバラック間通路に少数の音響センサを配置することを想定する.そして,センサ配置方法について検討し,シミュレーションによりセンサ配置と温度精度の関係について評価した.再構成法については正則化と最ゆう推定--期待値最大化法の比較をした.シミュレーション検討とともに実際に装置を試作し,実験用データセンタで測定実験を行った結果,温度推定誤差はシミュレーションより大きくなったが基本的な測定性能を確認した.