エラスティック光アグリゲーションネットワークにおけるTDMAによるOLT仮想化を用いたONU接続保持手法

佐藤 丈博  小番 麻斗  竹下 秀俊  岡本 聡  山中 直明  大木 英司  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J99-B   No.3   pp.206-218
発行日: 2016/03/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 
論文種別: 論文
専門分野: ネットワーク
キーワード: 
光アグリゲーション,  ネットワーク仮想化,  TDMA,  障害回復,  大規模災害,  

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あらまし: 
エラスティック光アグリゲーションネットワーク(EλAN)では,柔軟に光アクセスパスを再構成可能なActive Optical Distribution Network (ODN)を備え,ネットワーク障害発生時に他局舎のOptical Line Terminal (OLT)はOptical Network Unit (ONU)を再収容し,接続性を回復することが期待されている.しかし,OLTが収容可能なONUの数には上限があるため,大規模な災害の発生等により生存OLT数が限定された状況下では,多数の生存ONUが収容不可能になるという課題がある.本論文では,Time Division Multiple Access (TDMA)によりOLTを仮想化し接続するONU群を順次切り替えることで,OLTの本来の収容可能数を超えたONUの接続保持を可能とする手法を提案する.提案方式ではProxyの挿入により,通信間隔増大によるサービス品質への影響を緩和する.数式によるモデル化により,提案方式ではリストレーション方式と比較して多数のONUの接続性を保持可能であることを示した.また,EλANプロトタイプシステムを用いた実験により,Proxy挿入によるUDPパケットの無損失化,及びTCPスループットの最大9.8Mbpsの改善を確認した.