伝導性妨害波耐性評価のためのLDO電圧レギュレータのICIM-CIモデル構築法

松嶋 徹  池原 伸明  宮原 秀敏  久門 尚史  和田 修己  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J99-B   No.3   pp.155-164
発行日: 2016/03/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 
論文種別: 特集論文 (安全安心な社会基盤の発展に不可欠なEMC技術論文特集)
専門分野: 
キーワード: 
伝導性妨害波,  LDO電圧レギュレータ,  ICIM-CIモデル,  イミュニティ,  

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あらまし: 
マイクロコントローラなどの電源供給に用いられるLDO電圧レギュレータについて,伝導性妨害波に対するICのイミュニティ評価モデルであるICIM-CIモデルの構築法を提案した.このモデルは妨害波の高周波伝達特性を表すPDNブロックとICの端子電圧等の情報と誤動作状態を対応付けるIBブロックからなる.市販のLDO電圧レギュレータを対象にして,100 MHz以下の周波数帯において伝達特性が妨害波振幅に依存することを示した.この振幅依存性を表現するために,大振幅Sパラメータ測定法を提案しPDNブロックの構築法を示した.また,DPI法によりICに妨害波を印加し,誤動作発生時の入力端子電圧を用いてIBブロックを構築した.電圧レギュレータの入力電圧安定化キャパシタの設計を変更した場合について,構築したICIM-CIモデルと実測によりイミュニティ特性の変化を比較した.その結果,入力段の設計を変更した場合でもICIM-CIモデルによる計算は実用上十分な精度であることを示した.