高階関数を導入した階層的サービス合成記述

中口 孝雄  村上 陽平  林 冬惠  石田 亨  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J99-B   No.10   pp.834-842
発行日: 2016/10/01
Online ISSN: 1881-0209
論文種別: 特集論文 (ネットワークの設計・制御・分析・管理技術論文特集)
専門分野: 
キーワード: 
Webサービス,  サービス合成,  サービスコンピューティング,  高階関数,  アスペクト指向プログラミング,  

本文: PDF(1.2MB)
>>論文を購入


あらまし: 
サービス合成は,既存のサービスを利用して独自の処理を実装した複合サービスを作成する技術である.複合サービスを入れ子にすることも可能であり,階層的な呼び出し関係が構築される.また,複合サービスは,同一のネットワークプロトコルとインタフェース定義を使用するサービスが提供されている場合に,呼び出すサービスを切り替えることで様々なバリエーションをもつことができる.しかしバリエーションの数は利用できるサービスの数や入れ子の深さに応じて指数的に増大するため,その全てを登録し構成管理を行うことは難しい.この問題を解決するため,本論文では,関数内で実行される関数をパラメータとして与えることのできる高階関数をサービス合成に導入した.具体的には,(1)高階関数を導入した階層的サービス合成記述及び(2)既存の複合サービス実行システムへの実装手法を提案した.更に運用中の言語グリッドに適用して評価し,登録・管理の必要なバリエーションが削減できること,及び実行時間に与えるオーバーヘッドが限定的であることを示した.