Java言語ベース高位合成ツールによるアクセラレータ開発環境

小池 恵介  三好 健文  五十嵐 雄太  船田 悟史  中條 拓伯  
(システム開発論文)

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J98-D   No.3   pp.373-383
発行日: 2015/03/01
Online ISSN: 1881-0225
論文種別: 特集論文 (学生論文特集)
専門分野: 計算機システム
キーワード: 
FPGA,  高位設計・検証,  開発環境/開発ツール,  アクセラレーション,  

本文: PDF(1.3MB)
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あらまし: 
近年LSI設計が複雑化するにつれて,高位合成技術に注目が集まっている.C言語や関数型言語をベースにした従来のものに比べ,Java言語をベースとした高位合成ツールについては,回路の動作速度やリソース利用率において,その可能性は未知数であった.本研究では,処理速度向上や回路規模削減のための機能を備えたJavaベースの高位合成ツールJavaRock-Thrashを開発し,その合成結果を評価し,その可能性を探ることを目的とする.本ツールを用いて,FIRフィルタ,FFT及びSHA-1を実行する回路を記述して,論理合成,配置配線を行いIPコアと比較した.その結果,回路規模において0.97〜3.3倍となり,処理速度は0.75〜1.34倍となった.この結果から,本ツールは,ハードウェアアクセラレータの実装やASICプロトタイプ開発などのハードウェア設計に適用できると考えられる.