MU-MIMO-OFDMA伝送における不均一なトラヒック及び受信電力を考慮したリソース割り当て法

坂田 佳謙  村上 友規  鷹取 泰司  溝口 匡人  前原 文明  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J98-B   No.7   pp.707-716
発行日: 2015/07/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 
論文種別: 特集論文 (若手研究者のためのステップアップ論文特集)
専門分野: 地上無線通信,放送技術
キーワード: 
無線LAN,  マルチユーザMIMO,  OFDMA,  リソース割り当て,  

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あらまし: 
MU-MIMO伝送は,複数のユーザに対して,プレコーディング処理により,所要帯域を拡大することなく,同時伝送を可能とすることから,無線システムの大容量化に極めて有効である.一方,トラヒック量や受信電力が不均一となるユーザに対して,MU-MIMO伝送を適用すると,フレーム長の異なる各ユーザの信号が同時伝送されることから,フレーム効率が低下する問題が生じる.本論文では,MU-MIMO伝送とOFDMA伝送が併用されたMU-MIMO-OFDMA伝送を想定し,ユーザのトラヒック量や伝搬路環境に応じて,空間リソースに加えて周波数リソースを適応的に割り当てることにより,フレーム効率を最大化する方式を提案する.提案方式では,広帯域OFDMA伝送の特徴であるユーザの使用周波数チャネルにかかわらずおおむね同等の伝送特性が得られる点に着目し,リソース割り当てパターン数を削減することを特長とする.提案方式の有効性を確認すべく,計算機シミュレーションにより評価した結果,平均スループット特性を,MU-MIMO伝送と比較して約1.5倍,OFDMA伝送と比較して約1.7倍に改善できることがわかった.