DOA推定のためのHQR法による圧縮センシングにおけるスパースパラメータの設定法

高橋 善樹  伊藤 聡宏  若山 俊夫  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J98-B   No.12   pp.1266-1276
発行日: 2015/12/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 
論文種別: 論文
専門分野: アンテナ・伝搬
キーワード: 
電波到来方向推定,  圧縮センシング,  超分解能法,  SNR,  アレーアンテナ,  

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あらまし: 
近年,圧縮センシングと呼ばれる信号処理を用いたアレーアンテナによる高分解能電波到来方向推定法が注目を集めている.圧縮センシングによる到来方向推定は,高分解能到来方向推定法として広く知られるMUSICやESPRITとは異なり,相関波に適用可能で到来波数情報が不要という特徴がある.しかし,圧縮センシングによる到来方向推定では,正則化パラメータ(論文中ではスパースパラメータと呼ぶ)等のユーザが決定しなければならないパラメータが存在し,その設定次第で推定値が大きく変わる課題がある.このパラメータの従来の設定法として,総当たり探索を行う方式が提案されているが,探索に伴う演算量の増加という課題がある.本論文ではスパースパラメータの設定に要する演算量を削減するため,各素波のSNRによって決定する方式を提案する.また,計算機シミュレーションによる評価も行い,本方式の妥当性と有効性を示す.