大規模ネットワーク管理のためのHTTP/SNMPリバースプロキシの制御の公平性について

宋 泰永  川原 圭博  浅見 徹  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J98-B   No.12   pp.1238-1254
発行日: 2015/12/01
Online ISSN: 1881-0209
論文種別: 論文
専門分野: ネットワーク管理・オペレーション
キーワード: 
大規模ネットワーク管理,  HTTP,  SNMP,  Webキャッシュ,  リバースプロキシ,  

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あらまし: 
インターネットを介した大規模ネットワーク管理を目指し,多数のNMS (Network Management System)から送られるHTTP Get requestに対してルータ等のSNMP機器から返される管理情報をOID (Object Identifier)ごとにキャッシュしてSNMP機器の負荷を下げ,かつOIDの更新間隔に合ったTTL (Time-to-Live)を自動設定できるHTTP/SNMPリバースプロキシが既に提案されている.本論文は,既存提案の課題解決,すなわち(1) DDoS等のアクセス集中時もSNMP機器のCPU利用率を設定値以下にできること,(2) NMS間のモニタリングの公平性を保証することを目指す.SNMPはキャッシュを考慮していないプロトコルであるため一般的なWebキャッシュアルゴリズムを用いることができない.このため,OIDのTTLを調節するためTCP Renoの輻輳制御手法に類似した機構を提案し(1)を解決する.更に,リバースプロキシ上でRED (Random Early Detection)に似た手法を各SNMPセッションに適用することにより,NMS間のモニタリングの公平性を改善し,管理情報の取得遅延も取得頻度の高いものほど小さくなる特徴をもつことをns-2シミュレーションで示す.