超高速無線LAN規格IEEE 802.11acの概要とマルチユーザMIMOの実験的検証

浅井 裕介  石原 浩一  村上 友規  工藤 理一  市川 武男  鷹取 泰司  溝口 匡人  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J97-B   No.1   pp.1-18
発行日: 2014/01/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 
Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 招待論文
専門分野: 
キーワード: 
無線LAN,  IEEE 802.11ac,  OFDM,  マルチユーザMIMO,  フレーム集約,  

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あらまし: 
現在,無線LAN標準規格を策定するIEEE 802.11 Working Groupのタスクグループ(TG)acにおいて,2014年の作業完了を目指して次期高速化規格であるIEEE 802.11acの策定が行われている.本論文は,はじめにIEEE 802.11標準を構成する基礎技術の概説を行う.次に,TGacの標準化作業の状況を紹介するとともに,最新ドラフト(Draft D6.0)で規定される追加規格について解説する.IEEE 802.11acは,最大6.933Gbit/sの伝送速度を実現する高速化規定や後方互換性を保ちつつ伝送帯域と空間多重に対する高いスケーラビリティをもつ無線フレームフォーマットを規定している.加えて,システムスループットを拡大する下りリンク(DL) マルチユーザ(MU)MIMO技術が規定されている.更に,DL MU-MIMO技術について,リアルタイム動作を行う伝送装置を用いた実伝搬環境における特性評価結果を紹介し,その有効性を示す.