TDOA測位における基準局選択と測位結果の関連

宮崎 裕己  小菅 義夫  島田 浩樹  田中 俊幸  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J97-B   No.12   pp.1234-1242
発行日: 2014/12/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 
論文種別: 論文
専門分野: 計測,探査
キーワード: 
TDOA,  Wide Area Multilateration,  測位,  基準局,  誤差解析,  

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あらまし: 
TDOA測位(Time Difference of Arrival)では,異なる位置に配置された複数の受信局で移動体からの電波を受信して,その電波到達時刻差から移動体の位置を推定する.この電波到達時刻差を検出するには,受信局の一つを基準局と定める必要がある.広域マルチラテレーション(WAM: Wide Area Multilateration)は,TDOA測位を活用した新しい航空機監視システムである.このWAMは,様々な測位誤差の要因が存在し,測位精度の予測が難しいシステムであるが,基準局選択と測位結果との関連が明らかになっていない.本論文は,線形近似を適用した重み付き最小自乗法によるTDOA測位では,測位精度が基準局の選択の仕方に無関係であることを解析的に証明する.また,計算機シミュレーションによる評価でも同様の結果となることを示す.