3DAgentを用いたweb3Dコミュニケーションにおける誇張ジェスチャ効果の考察

中 俊弥  石田 亨  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J96-D   No.8   pp.1925-1934
発行日: 2013/08/01
Online ISSN: 1881-0225
Print ISSN: 1880-4535
論文種別: 論文
専門分野: ヒューマンコンピュータインタラクション
キーワード: 
CGエージェント,  ノンバーバルコミュニケーション,  ジェスチャ,  インターネット,  

本文: PDF(1.3MB)
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あらまし: 
本論文は,3DAgentによるwebを介したコミュニケーションにおける,親近感や臨場感を演出する誇張動作の自動生成を目的としている.その第一歩として,誇張動作の実例としてアニメや歌舞伎などで用いられる「溜め」や「決め」などの力学的モデルを提案する.まず,開始及び終了位置が同じ,誇張動作と自然な動作を数十件集めて分析した.その結果,上腕を使った誇張動作は,主に肩関節の水平位及び垂直位の内・外転,リンク軸の内・外旋運動と連動する肘関節の屈曲・伸長及び回内・外運動の組合せで分類でき,各分類は各関節に生じるトルクで定量化が可能であることが分かった.また各関節に生じる加速度は,内・外転や内・外旋トルクの最大値と変化量との相関が高いため,動作の誇張度合やタイミングも各関節に生じるトルクで定量化でき,更に人を引き付けるスピーチや演説での誇張動作にも本力学的モデルが適用できる.