単眼サッカー映像における時間状況グラフを用いた選手追跡

伊藤 拓紀  滝口 哲也  有木 康雄  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J96-D   No.8   pp.1854-1864
発行日: 2013/08/01
Online ISSN: 1881-0225
Print ISSN: 1880-4535
論文種別: 特集論文 (画像の認識・理解論文特集)
専門分野: 画像・映像解析
キーワード: 
選手追跡,  時間状況グラフ,  パーティクルフィルタ,  SVM,  tracking-by-detection,  

本文: PDF(1.4MB)
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あらまし: 
本研究では,サッカー映像においてオクルージョンにロバストな選手追跡を行うために,時間状況グラフにガイドされたパーティクルフィルタによる新しい選手追跡手法を提案する.従来のパーティクルフィルタによる選手追跡では,映像のフレーム間で複数選手の位置情報を用いていないため,一度対象を見失うと再度発見するのが困難であるという欠点があった.そこで,複数選手の位置情報を時間状況グラフとして表現しておき,これにガイドされる形でパーティクルフィルタを実行すれば,オクルージョンが生じても選手の誤検出を大幅に減らすことが期待できる.評価実験では,実際の視点固定単眼サッカー映像に対して追跡を行い,時間状況グラフを用いないパーティクルフィルタによる選手追跡(従来手法)と,提案手法の時間状況グラフを用いたパーティクルフィルタによる選手追跡を比較した.その結果,従来手法に比べて提案手法の追跡精度は7.33ポイント向上した.