空間的連続性を考慮した物体領域とその境界線を同時表現するトピックモデル

村崎 和彦  数藤 恭子  谷口 行信  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J96-D   No.8   pp.1844-1853
発行日: 2013/08/01
Online ISSN: 1881-0225
Print ISSN: 1880-4535
論文種別: 特集論文 (画像の認識・理解論文特集)
専門分野: 画像・映像解析
キーワード: 
セグメンテーション,  レイアウト推定,  トピックモデル,  superpixel,  境界特徴,  

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あらまし: 
近年,包括的な画像理解のためのトピックモデルの有用性が着目されている.従来のモデルでは,画像を細かく分割した小領域についてトピック推定を行うことで,物体識別と物体領域抽出の同時推定を実現してきたが,小領域間の空間的連続性は考慮されていなかった.本論文では,隣接した小領域間の連続性を考慮するため,画像内の小領域に加えてその境界線についてトピックを推定するRegion and Boundary Integrated Topic Model (RABIT-Model)を提案する.境界へのトピック付与によって境界のもつ属性を識別し,それによって隣接領域間の連続性を評価することができる.実験によって,RABIT-Modelによる物体領域抽出精度の向上を示す.また,RABIT-Modelにより,画像内物体レイアウトに関する境界の属性ラベルを境界トピックとして推定可能であることを示す.物体レイアウト推定問題に対して特有の情報を組み込むことなく,先端研究と同等の推定精度を実現している.