適応的空間-スペクトル基底を利用したRAWデータからの直接分光反射率推定

紋野 雄介  田中 正行  奥富 正敏  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J96-D   No.8   pp.1811-1822
発行日: 2013/08/01
Online ISSN: 1881-0225
Print ISSN: 1880-4535
論文種別: 特集論文 (画像の認識・理解論文特集)
専門分野: 光学的解析・画質改善
キーワード: 
分光反射率,  マルチスペクトル画像,  マルチスペクトルフィルタアレー(MSFA),  RAWデータ,  空間-スペクトル基底,  

本文: PDF(4.6MB)
>>論文を購入


あらまし: 
分光反射率は物体固有の性質を表し,コンピュータビジョンの様々な課題に対し有益である.近年,シーン中の分光反射率を空間-スペクトル基底の線形結合でモデル化し,カメラのセンサ出力であるRAWデータから分光反射率を直接推定する手法が提案されている.この手法では,全ての空間位置に対し,あらかじめデータベースから学習された空間-スペクトル基底を用いて分光反射率をモデル化している.それに対し,本論文では,RAWデータから空間位置ごとに適応的な空間-スペクトル基底を生成する手法を提案する.生成した適応的な空間-スペクトル基底の係数を,RAWデータから直接推定し分光反射率を得る.実験結果から,提案する適応的な空間-スペクトル基底を利用することで,高精度に分光反射率推定を行えることを確認した.