映像の顕著性変動モデルを用いた視聴者の集中状態推定

米谷 竜  川嶋 宏彰  加藤 丈和  松山 隆司  
(第15回画像の認識・理解シンポジウム推薦論文)

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J96-D   No.8   pp.1675-1687
発行日: 2013/08/01
Online ISSN: 1881-0225
Print ISSN: 1880-4535
論文種別: 特集論文 (画像の認識・理解論文特集)
専門分野: 画像・映像解析
キーワード: 
顕著性変動,  saliency map,  視線解析,  集中状態推定,  

本文: PDF(1.2MB)
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あらまし: 
映像視聴における人間の視線運動には,その時々における視聴者の状態及び映像中のシーンの特性が反映される.本研究では,映像のシーン特性と視線情報の関係性に基づいて視聴者の集中状態を推定することを目的とし,映像中の顕著領域が織りなす変動(顕著性変動)を線形システムにより表現するscene-based saliency dynamics model (SSDM)を提案する.提案手法では映像のシーン表現として,物体カテゴリーといった多様性をもつ意味的情報ではなく,いくつかの典型的な顕著性変動パターンを導入する.これにより,映像の多様性を許容しつつシーン(変動パターン)の特性を考慮した視線解析を行うことが可能となる.本論文では,SSDM及びそのモデル推定法を提案するとともに,集中状態推定においてSSDMが有効に働くことを示す.