低解像度QRコード認識のための2値グリッド拘束付き2段階超解像

加藤 祐二  高橋 友和  出口 大輔  井手 一郎  村瀬 洋  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J96-D   No.2   pp.328-337
発行日: 2013/02/01
Online ISSN: 1881-0225
Print ISSN: 1880-4535
論文種別: 論文
専門分野: 画像認識,コンピュータビジョン
キーワード: 
QRコード認識,  複数フレーム超解像,  低解像度,  2値拘束,  グリッド拘束,  

本文: PDF(1.7MB)
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あらまし: 
QRコードは二次元コードの一種で,小面積に印刷するだけで様々な媒体に情報を付加することができ,製造における発注システムなどで利用されている.しかし,カメラとQRコードが離れるほどQRコード画像は相対的に低解像度となるため,認識が困難になる.そこで本論文では,低解像度のQRコード画像の認識性能の向上を目的として,QRコードの特徴を利用した複数フレーム超解像手法を提案する.本手法では,QRコードの認識が検出とデコードの2段階の処理からなることを利用して,それぞれの精度向上を行うために2段階の超解像処理を導入する.また,QRコードが2値のグリッド状のパターンで構成されることを利用し,これを超解像処理の拘束として用いる.更に,全てのQRコードが共通してもつパターンを利用して,ぼけを表す点拡がり関数(PSF:Point Spread Function)の推定を行う.実動画像を利用した認識実験の結果,撮影動画像そのままでは認識できないほど低解像度のQRコード画像に対して,提案手法は高い認識率を示した.このことから,提案手法の有効性を確認した.