超低消費電力化データ駆動ネットワーキングプラットホームの試作

三宮 秀次  青木 一浩  宮城 桂  岩田 誠  西川 博昭  
(システム開発論文)

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J96-D   No.10   pp.2319-2326
発行日: 2013/10/01
Online ISSN: 1881-0225
DOI: 
Print ISSN: 1880-4535
論文種別: 特集論文 (システム開発論文特集)
専門分野: 情報ネットワーク
キーワード: 
超低消費電力化,  データ駆動原理,  アドホックネットワーキングプラットホーム,  チップマルチプロセッサ,  自己同期型パイプライン,  

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あらまし: 
筆者らは,緊急時の通信環境として,超低消費電力化データ駆動ネットワーキングシステムを研究し,トラヒック抑制型アドホックネットワーキング方式と,そのプロトコル処理の実行に最適化したデータ駆動チップマルチプロセッサアーキテクチャ並びにVLSI実現法である自己同期型パイプラインの消費電力最適化手法を研究している.本論文は,これら提案手法の統合による省電力化効果の評価に要するシステム全体の消費電力の実測を可能とするプラットホームを提案し,有効性を実証的に示している.本プラットホームは,提案手法を統合したネットワーキングノードとして実現した上で,アドホックネットワーキング環境におけるトラヒック抑制を反映した入出力パケットによるノード上の通信処理を実行可能とするとともに,通信処理に本質的となる待機時のわずかなリーク電力も含めて消費電力を高精度に実時間で実測可能とした.また,従来システムを実装して,本システムの省電力化効果を対比的に評価できる.本論文では,本プラットホームによる実測結果に基づき,本システムが,従来に比較して1/30以下の超低消費電力化を可能とすることを示す.