時分割多重を用いる単一受信機によるアダプティブアレーのスイッチ切換方法に関する検討

古賀 健一  菊間 信良  平山 裕  榊原 久二男  古池 竜也  岩下 明暁  水野 善之  
(アンテナ・伝播研究専門委員会推薦論文)

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J96-B   No.2   pp.149-162
発行日: 2013/02/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 
Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 特集論文 (通信技術の進展を支える学生論文特集)
専門分野: アンテナ・伝搬
キーワード: 
時分割多重,  切換スイッチ,  アダプティブアレー,  単一受信機,  アナログ回路削減,  

本文: PDF(1.7MB)
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あらまし: 
従来のアダプティブアレーアンテナでは,フィルタ,アンプ,ダウンコンバータ,A-Dコンバータ等の回路がアンテナごとに必要となるため,単一アンテナのシステムと比較し大規模なアナログ回路が必要となるという課題が存在する.これを解決するために,スイッチによる時分割多重を用い,フィルタ以外を共用し1系統化することで,アナログ回路を削減する手法について検討を行った.過去の検討では,スイッチON時間を長くとる場合に生じる各アンテナの受信信号の混合を除去する方法について定式化し,シミュレーションにより効果を確認した.本論文では混合を除去するのではなく,受信信号に応じてスイッチの切換順序を適切に制御することで,信号対雑音比を高める方法を提案する.そして,シミュレーションにより従来法と提案法の特性を比較し,提案法の有効性を明らかにする.