無線センサネットワークを用いた構造モニタリングのためのマルチチャネル利用型並列一括収集機構

黒岩 拓人  鈴木 誠  猿渡 俊介  長山 智則  森川 博之  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J96-B   No.2   pp.114-123
発行日: 2013/02/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 
Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 特集論文 (通信技術の進展を支える学生論文特集)
専門分野: ネットワーク
キーワード: 
無線センサネットワーク,  一括転送,  スケジューリング,  干渉抑制,  

本文: FreePDF(932.9KB)


あらまし: 
無線センサネットワークを用いた構造ヘルスモニタリングや地震モニタリングなどのアプリケーションでは,膨大なデータが発生する.このため,全てのデータをリアルタイムに収集することは不可能であり,測定後にセンサデータを一括で高速に収集することが求められる.本論文では,このようなアプリケーションにおいては各ノードに同量のデータが蓄積されることに着目し,マルチチャネル通信方式,ブロック転送方式,Maximum-Subtree-Firstスケジューリングを利用することにより高速一括収集を実現するMaximum-Subtree-First Collection Protocol(MSFCP)を示す.次に,理論的な解析により,パケットロスのない理想的な伝搬環境ではMSFCPにより最短時間で収集可能であることを示す.最後に,IEEE 802.15.4に準拠する無線チップRF230を具備するIRIS Moteを用いた実装評価により,最大で約135 kbit/sのスループットが得られることを示す.