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ヒト脳波のイメージタスクに対する周波数成分の変化
丸山 貴司
中川 匡弘
誌名
電子情報通信学会論文誌 D Vol.J95-D No.6 pp.1410-1420
発行日: 2012/06/01
Online ISSN: 1881-0225
Print ISSN: 1880-4535
論文種別: 論文
専門分野: 生体工学
キーワード: 脳波,
感性,
パワースペクトル密度,
事象関連同期・脱同期,
本文: PDF(704.4KB)
あらまし: 本研究では,脳波のδ〜ρ波帯を解析対象とし,ヒトの感性に密接に関連し得る周波数帯の調査を行った.具体的には,被験者14名に対し,30秒間安静状態を維持した後,30秒間の感性(感情)想起を複数回行わせ,各周波数帯における平均パワースペクトル密度の統計的平均値が安静時と感性想起時で有意に変化するか調査を行った.その結果,各周波数帯の平均パワースペクトル密度は,低周波帯(δ〜β波帯)に比べ高周波帯(γ〜ρ波)の方が有意に変化しやすいという傾向が見出されたため,安静時・感性想起時の精神状態の異なる状態で,各周波数成分の増減傾向を観察したところ,同一の被験者内においては,各周波数帯の成分の増減傾向が75%以上のケースで一致する周波数帯も確認された.これらの結果は,脳波の高周波帯が感性やイメージタスクと密接に関連している可能性を示唆し,BCI等のERS,ERDを用いて実現されるシステムに用いられる周波数帯を高周波帯へシフトすることで,更なる推定精度の向上が可能であることが示唆される.
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