イベント駆動型センサネットワークのためのエッジ探索を利用した省電力データ収集方式

河井 彩公子  朝香 卓也 

誌名
電子情報通信学会論文誌 B  Vol.J95-B  No.7  pp.848-859
発行日: 2012/07/01
Online ISSN: 1881-0209
Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 特集論文 (若手研究者のためのフロンティア論文特集)
専門分野: ネットワーク
キーワード: 
イベント駆動型センサネットワークエッジ探索データ収集法ルーチングプロトコル省電力化

本文: PDF(844KB)


あらまし: 
無線センサネットワークは,センサノードの故障やバッテリー切れなどによって一部のセンサノードが通信を行えない状況下にあっても,ネットワークの接続性を維持し続けなければならない.そのため,センサノードはある一定の密度を保持しながら配置することが考えられる.これにより,地理的に近い位置に設置されたセンサノードはイベント発生時に同一のイベント観測情報を保持する傾向にある.そのため,イベントを検出したそれら全てのセンサノードからイベント観測情報を収集すると,重複したイベント観測情報を保持する複数のセンサノードによる通信が発生し,省電力の観点から効率的ではない.そこで本論文では,イベント検出を契機にデータ収集を開始するイベント駆動型センサネットワークにおいて,イベントが発生している領域を推定し,その領域のエッジに位置するセンサノードのみのイベント観測情報を収集することで複数のセンサノードによる観測情報通知の冗長性を排除し,低消費電力化を実現するデータ収集法を提案する.また,本論文ではシミュレーションによる評価を行い,提案方式の有用性を示す.