語の共起情報を用いた非タスク指向型対話エージェントの評価

稲葉 通将  鳥海 不二夫  石井 健一郎  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J94-D   No.1   pp.48-58
発行日: 2011/01/01
Online ISSN: 1881-0225
Print ISSN: 1880-4535
論文種別: 特集論文 (ヒューマンコミュニケーション~人間中心の情報環境構築のための要素技術~論文特集)
専門分野: ヒューマンコミュニケーション基礎
キーワード: 
対話エージェント,  語の共起,  評価法,  大規模コーパス,  非タスク指向,  

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あらまし: 
近年,コンピュータによるコミュニケーション支援の研究が活発化しており,その一つが対話エージェントに関する研究である.しかし,その多くはチケット予約や道案内など特定のタスク達成を目的としたタスク指向型対話エージェントに関するものであり,人間と雑談をし,話を盛り上げるための非タスク指向型対話エージェントの研究は少ない.このようなエージェントを実現するためには,客観的・定量的な評価法が不可欠である.本論文では,ある発話が周囲の文脈との間に語彙的結束性を有する場合,その発話は意味的に正しい発話であるという仮定に基づき,対話の意味に踏み込んだ評価手法を提案する.実験の結果,複数の非タスク指向型対話エージェントの性能を比較評価できることが確認された.また,人間による評価との相関を有することが確認された.