低高度目標追尾におけるマルチパス伝搬モデルに基づく高度推定方式

高林 佑樹  松崎 貴史  小幡 康  亀田 洋志  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J94-B   No.12   pp.1595-1604
発行日: 2011/12/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 
Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 論文
専門分野: 航行・誘導・制御方式
キーワード: 
レーダ,  目標追尾,  マルチパス,  鏡面反射,  モノパルス,  

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あらまし: 
モノパルスレーダで低高度目標を追尾する際に,海面反射によるマルチパスフェージングによって測角値(高度観測値)に大きなバイアス誤差が生じることが知られている.従来の追尾方式では高度方向のスパイク状のバイアス誤差については誤差抑圧可能であるものの,海面付近を這うように付加されるバイアス誤差の除去は不可能であった.本論文では,事前に想定する目標高度真値の候補である仮高度を複数保持し,その仮高度ごとに算出したマルチパス伝搬モデルに基づく仮高度信頼度の中から最大信頼度をもつ仮高度を高度推定値として選択する高度推定方式を提案する.計算機シミュレーションにより提案方式の性能評価を実施した結果,提案方式は従来の追尾方式と比較して高度推定精度を向上させることを確認した.