道なり道路選別手法に基づくFisheye Viewマップ総描手法

山本 大介  小関 章太郎  高橋 直久  
(システム開発論文)

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J93-D   No.10   pp.1914-1925
発行日: 2010/10/01
Online ISSN: 1881-0225
Print ISSN: 1880-4535
論文種別: 特集論文 (システム開発論文特集)
専門分野: Web情報システム
キーワード: 
Webマップサービス,  Fisheye Views,  Focus+Glue+Context,  

本文: PDF(883.5KB)
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あらまし: 
本論文では,Focus+Glue+Context型Fisheye Viewマップを採用したWebマップシステムの開発と評価をした.Focus+Glue+Context型マップでは,FocusとContextの間に,地図のひずみを適切に吸収するGlueを導入することにより,FocusとContextをひずみのない地図で表示することを可能にする.その際,ContextとFocusのひずみを吸収するために,Glueの中に含まれる同心円方向の道路の密度が極端に大きくなる問題がある.そこで,FocusからContextに至る放射方向の道路を優先的に表示し,主に同心円方向の道路の密度を下げることを可能にする道なり道路選別手法を提案した.これにより,Glueの視認性を向上させるとともに,利用者にとって分かりやすい地図を可能にする.事実,検証実験によって,道なり道路選別手法は,FocusからContextに至る道の約90%を維持したまま,Glue内の約80%の道路数の削減が可能になることを示した.更に,道なり道路選別手法は,変形と描画の対象となる道路リンク数を削減できるため,道なり道路選別手法を使わない場合に比べて1.7~3.4倍高速に地図が生成可能である.