ドライバの注視行動を利用した視線計測システムの自動校正

山城 賢二  高橋 友和  井手 一郎  村瀬 洋  樋口 和則  内藤 貴志  
(第11回画像の認識・理解シンポジウム推薦論文)

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J92-D   No.8   pp.1308-1316
発行日: 2009/08/01
Online ISSN: 1881-0225
DOI: 
Print ISSN: 1880-4535
論文種別: 特集論文 (画像の認識・理解論文特集)
専門分野: インタラクション・VR
キーワード: 
自動キャリブレーション,  視線計測システム,  ドライバ,  注視行動,  

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あらまし: 
交通事故の原因として脇見運転や安全不確認などがあり,これらを防ぐためにドライバの視線方向を利用する研究が多く報告されている.正しい視線計測を行うには視線計測システムの校正作業が必要である.一般的な校正作業の問題点として,視線計測前に指定された点を注視しなければならないため,ユーザに負担がかかる点がある.本論文では運転中に視線計測システムの自動校正を行う手法を提案する.ドライバの自然な注視行動に注目し,サイドミラーやルームミラーの位置を校正の際の基準点とする.具体的には,車線変更時の視線分布を用いてEMアルゴリズムによりミラー注視時の視線方向を推定し,その情報を用いて校正を行う.本研究の特徴は,従来では運転開始前に行う必要があった手間のかかる校正作業を省き,運転中にドライバに意識させることなく自動校正することである.一般道走行時の視線データを用いて実験を行い,提案手法の有効性を確認した.