Webサーフィンが生体に及ぼす影響に関する研究:生化学物質による客観評価の試み

野村 収作  田中 秀典  水野 統太  野澤 昭雄  長島 知正  井出 英人  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J91-D   No.4   pp.1158-1167
発行日: 2008/04/01
Online ISSN: 1881-0225
DOI: 
Print ISSN: 1880-4535
論文種別: 論文
専門分野: 感性情報処理
キーワード: 
ストレスマーカ,  Webサーフィン,  VDT作業,  感性評価,  免疫グロブリン,  

本文: PDF(269.3KB)
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あらまし: 
唾液中の生化学物質を生理指標とした心的ストレス評価手法に基づき,Webサーフィンが生体に及ぼす影響についての評価研究を行った.生化学物質による心的ストレス評価手法は,近年の分子分析技術の急激な発展により誕生した比較的新しい学問領域である.本研究では,心的負荷実験(短期ストレス課題)及びWebサーフィン時における唾液中の5種類の生化学物質について統合的に評価し,従来の主要な生理指標である自律神経系指標(生体電気信号指標)と比較研究を行った.その結果,自律神経系指標における明確な活性変化が認められなかったにもかかわらず,心的負荷実験のみならずWebサーフィンにおいても生化学物質の分析の結果,ストレス反応が示された.本論文では上記実験結果に基づき,生化学物質を用いた生理評価手法の概要,課題,及び展望について述べる.